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泥色のマラ川を渡るヌーの大群、対岸の急斜面を列をなして駆け上がり、奥には乾いた草原と疎らな樹冠が広がる光景

Serengeti National Park セレンゲティ国立公園

タンザニア / マラ州・シミユ州・アルーシャ州 / アフリカ

Jorge Tung·Unsplash

更新:2026-07-09

赤道直下の高原に、果てを持たぬ短草の海原が広がっている。
百万を超える有蹄類が、雨を追って円を描きながら年ごとに移動を重ねていく。
地と空のあいだだけで、生と死の循環が今も尽きずに繰り返されている。

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日本からの行き方

日本からセレンゲティへの直行便はない。ドバイやドーハなどの中東ハブ、あるいはアディスアベバを経由し、キリマンジャロ空港へ入るのが一般的な経路である。空港からは陸路または国内線でアルーシャ近郊へ移動し、サファリの拠点とする。

公園内は四輪駆動車によるゲームドライブが基本で、移動と観察は現地ガイドが担う。ヌーの大移動と乾季が重なる六月から九月が見頃とされ、なかでも川渡りは八月から九月に集中する。雨季の三月から五月は悪路で移動が滞りやすい。

入場と予約

公園は国立公園局の管理下にあり、非居住外国人は1日あたりの入園料が課される。旅行者向けの公的なオンライン予約制度はなく、入園料はサファリ会社やロッジ経由で行程に含めて精算するか、ゲートで支払うのが通例である。

健康と安全

標高1800m未満の地域は通年でマラリアの感染リスクがあり、予防薬の処方と防蚊対策が前提となる。黄熱の流行国を経由して入国する場合は予防接種証明書が求められる。出発前に渡航医療機関で相談し、最寄りの医療拠点はアルーシャとなる。

現地の設備

食事・宿泊・トイレ・給水はロッジやテント式キャンプの内部で完結し、ゲームドライブの拠点となる。日用品や通信の手当ては麓のアルーシャで整えるのが基本で、園内では各施設の設備に依存する形となる。

モデル日程

タンザニア周遊10日の一例。往復の移動に各2日、アルーシャからンゴロンゴロを経てセレンゲティに連泊し、北部サーキットを順に巡る。

  • 移動 2日
  • アルーシャ 1日
  • ンゴロンゴロ 2日
  • セレンゲティ 3日
  • 帰路 2日

内訳

往路

1〜2日目日本 → キリマンジャロ中東のハブを経由し、機中泊をはさんでキリマンジャロ空港へ入る。

アルーシャ

3日目アルーシャサファリの拠点で装備を整え、四輪駆動車で園内へ向かう準備をする。

ンゴロンゴロ

4〜5日目ンゴロンゴロ巨大なクレーターの底へ下り、密集する野生動物を観察する。

セレンゲティ

6〜8日目セレンゲティ草原のロッジに連泊し、朝夕のゲームドライブで大移動を追う。

帰路

9〜10日目セレンゲティ → 日本空路でキリマンジャロへ戻り、中東を経由し帰国の途につく。

主要旅行会社の同方面ツアーに見られる標準的な組み立ての一例。日数・順序は商品により異なる。