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ナセル湖畔の岩壁に並ぶ4体の巨像と、その足元に朝の光が斜めに差し込む神殿正面

Abu Simbel アブシンベル神殿

エジプト / アスワン県 / アフリカ

更新:2026-06-22

砂漠の南端、ナイルが堰き止められた湖の岸辺に、岩壁ごと刻まれた王達。
乾いた風が砂粒を巻き上げ、朝の光が巨像の輪郭をゆっくりと浮かべていく。
3000年の沈黙を纏い、ヌビアの陽射しに灼かれ続ける石の意志。

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日本からの行き方

アブシンベルはエジプト最南部、ナイル上流のアスワンよりさらに南に位置する。日本からの直行便はなく、湾岸都市やヨーロッパで乗り継いでカイロへ入り、国内線でアスワンへ南下する。多くはルクソールの遺跡群やナイル川クルーズと組み合わせた周遊で訪れる。

アスワンからアブシンベルへは、国内線で空路を取るか、専用車で陸路を南下する。陸路は時間帯により武装警察の護送をともない、未明から早朝の出発が多い。至聖所の奥まで朝日が届く現象は二月と十月の年二回に限られ、この日は特に混み合う。

入場と予約

神殿は入場料制で、時間枠制ではない。チケットは現地窓口で当日購入できるほか、エジプト観光考古省の公式サイトからオンラインで事前購入できる。入場が集中する太陽祭の二日や冬の繁忙期は、事前購入が待ち時間の短縮につながる。

公式予約サイト

訪問時の留意点

  • 撮影神殿内部はスマートフォンでの撮影は無料だが、専用機材での撮影には別途の撮影チケットが必要となる。彩色保護のためフラッシュは禁止されている。

健康と安全

砂漠気候の最南部で、日中の暑熱と強い日射が続く。屋外に日陰は乏しいため、帽子・サングラス・日焼け止めと十分な飲み水を備えたい。最寄りの本格的な医療拠点はアスワンで、体調に不安があれば涼しい冬季を選ぶのが無難だ。

現地の設備

神殿の入口側には見学者向けのビジターセンターがあり、トイレ・カフェ・土産物店が揃う。アブシンベルの町は小さく店も限られるため、常備薬や日用品はアスワンのうちに整えておくと安心だ。

モデル日程

エジプト周遊8日の一例。往復の移動を前後に置き、ナイルクルーズで遺跡を辿りながらアスワンへ南下し、未明発のアブシンベル日帰りを核に据える。

  • 移動 2日
  • カイロ・ギザ 1日
  • ナイルクルーズ 2日
  • アブシンベル 1日
  • ルクソール 1日
  • 帰路 1日

内訳

往路

1〜2日目日本 → カイロ湾岸都市やヨーロッパで乗り継ぎ、機中泊をはさんで首都カイロへ入る。

カイロ・ギザ

3日目カイロ・ギザギザの三大ピラミッドとスフィンクス、博物館を巡る。

ナイルクルーズ

4日目カイロ → アスワン国内線で南下し、クルーズ船に乗り込んで上流へ向かう。
5日目エドフ・コムオンボ川沿いの神殿に立ち寄りつつ、アスワンへさかのぼる。

アブシンベル

6日目アスワン → アブシンベル未明にアスワンを発ち、朝の光のなか二つの神殿を見学する。

ルクソール

7日目ルクソール王家の谷やカルナック神殿など、東西の遺跡群を巡る。

帰路

8日目カイロ → 日本カイロへ戻り、乗り継ぎをはさんで帰国の途につく。

主要旅行会社の同方面ツアーに見られる標準的な組み立ての一例。日数・順序は商品により異なる。