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波打つ橙色の砂岩の壁面の上端が天頂で開き、細い裂け目の奥に青い空が覗く光景

Antelope Canyon アンテロープ・キャニオン

アメリカ / アリゾナ州 / 北アメリカ

Fudo Jahic·Unsplash

更新:2026-06-30

アリゾナ高原の地表に開いた、人ひとり分の細い裂け目。
鉄砲水が砂岩に彫り込んだ壁面を、頭上の光が一筋に貫いて落ちる。
地下に閉じた光と岩肌だけが満たす、ナバホの聖なる回廊である。

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日本からの行き方

アンテロープ・キャニオンはアリゾナ州ページ近郊、ナバホ族居留地内に横たわるスロットキャニオンである。日本からの直行便はロサンゼルスまでで、ラスベガスへは経由便となる。多くの旅では西海岸の都市に降り立ち、そこを起点にグランドキャニオンやザイオンなど西部の国立公園と組み合わせて巡る。

ページへはラスベガスからレンタカーで約5時間、運転の負担を避けるなら添乗員同行の周遊ツアーが選びやすい。夏の6月から9月は上流の雷雨で鉄砲水が起き、谷が当日閉鎖されることがある。光柱を狙うなら正午前後の時間枠に合わせて訪れたい。

入場と予約

谷の入場にはナバホ族公認の事業者が催行するガイドツアーへの事前予約が要る。電話ではなく各事業者のサイトで枠を取る方式で、定員に限りがあるため繁忙の春から夏は数週間前に売り切れることもある。渡航日程が定まり次第、早めに枠を押さえたい。

訪問時の留意点

  • 持ち込み通常の見学ツアーでは三脚・一脚・自撮り棒や鞄類の持ち込みが認められない。袋類の扱いは事業者ごとに異なる。
  • ガイドナバホ族公認ガイドの同伴が入場の必須条件で、単独での立ち入りはできない。

健康と安全

夏は日射と暑熱が強く、こまめな水分補給と日除けが備えの前提となる。6月から9月の雷雨期は離れた上流の降雨でも鉄砲水が起きるため、悪天時は閉鎖の判断に従う。谷底は梯子や狭い足場が続く。最寄りの医療機関はページの町にある。

現地の設備

食事・宿・給油・買い物はおよそ15分の距離にあるページの町に揃い、トイレは各事業者のツアー受付に備わる。谷内には設備がないため、飲み物や日除けは町で整えてから向かうとよい。

モデル日程

米西部周遊7日の一例。ラスベガスを起点に、ページの町で谷へ降りる核心は1日。前後をザイオンやモニュメントバレー、グランド・キャニオンの周遊で挟む。

  • 移動 1日
  • 周遊 3日
  • アンテロープ・キャニオン 1日
  • 帰路周遊 1日
  • 帰路 1日

内訳

往路

1日目日本 → ラスベガス西海岸で乗り継ぎ、起点のラスベガスへ入る。

周遊

2〜3日目ザイオン・ブライス方面ユタの国立公園を北からたどり、奇岩と峡谷の地を巡る。
4日目モニュメントバレー赤い岩柱の荒野を訪ね、谷を望む宿に泊まる。

アンテロープ・キャニオン

5日目ページの町公認ガイドと谷へ降り、ホースシューベンドも巡る。

帰路周遊

6日目グランド・キャニオン → ラスベガス谷の縁に立ち寄り、街道をたどって起点へ戻る。

帰路

7日目ラスベガス → 日本西海岸を経由し、機中泊をはさんで帰国の途につく。

主要旅行会社の同方面ツアーに見られる標準的な組み立ての一例。日数・順序は商品により異なる。