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階段状に連なる黄褐色の石灰華の縁に碧色の水を湛えた水盤群、奥に黄葉のカラマツ林と雪を残した山稜が広がる眺め

Huanglong 黄龍

中国 / アバ・チベット族チャン族自治州 / アジア

Jan Dvorak·Pexels

更新:2026-07-04

岷山の高みに、龍が伏したような黄褐色の石灰華の棚が斜面を下っている。
段の縁に碧の水が満ち、稜線の雪と森の影をひそやかに映し取っていく。
標高3000の冷気が、棚と水と森の輪郭を凛と引き締めていく谷である。

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日本からの行き方

日本から黄龍へは、四川省の省都・成都を起点とするのが一般的だ。成田・関西からは成都への直行便が運航する時期もあり、それ以外は北京や上海などを経由する。成都は黄龍から南へおよそ230km。多くの旅では成都から国内線で九寨黄龍空港へ入り、世界遺産の九寨溝とあわせて巡る。成都からは、古代蜀の青銅仮面で知られる三星堆博物館へ足を延ばす行程もある。

九寨黄龍空港は標高約3400mと高い。空港から園の入口までは車でおよそ二時間、谷あいの道を抜けていく。ベストシーズンは雪解け水の豊かな七月から十月で、山が色づく十月が特に人気だ。雪の積もる冬季は園内が閉鎖される年が多く、訪問は時期を選ぶ。

入場と予約

黄龍は入場券とロープウェイ券が必要で、オンラインによる実名制の事前予約が原則となる。外国人はパスポート情報で登録し、当日は入口でQRコードを提示する。現地に購入窓口はなく、1日の入場上限も定められている。紅葉の最盛期は枠が早く埋まりやすい。

訪問時の留意点

  • 持ち込み許可のないドローンなど飛行機器の園内持ち込み・飛行は禁止されている。

健康と安全

園の入口は標高約3200m、最奥の五彩池は約3580mに達し、九寨溝より高い。歩くほど息が上がりやすく、到着後は無理をせず身体を慣らしたい。木道沿いには酸素を吸える小屋が点在し、携帯用の酸素ボトルも園内で買える。水分を多めにとるとよい。

現地の設備

入口から中腹まではロープウェイで上がり、棚田沿いの木道を歩いて巡る。道沿いにはトイレが整い、谷の最奥の道観周辺には食事処と売店がある。園内の飲食は限られ価格も高めのため、軽食を携えておくと心強い。

モデル日程

四川周遊5日の一例。成都を玄関口に、高速鉄道で奥地へ入り、五彩池まで歩く黄龍の一日を核に、九寨溝を前日に挟む。

  • 移動 2日
  • 九寨溝 1日
  • 黄龍 1日
  • 帰路 1日

内訳

往路

1日目日本 → 成都直行便または中国国内で乗り継ぎ、四川省の成都へ入る。
2日目成都 → 九寨溝大熊猫の基地を巡り、高速鉄道で黄龍九寨駅を経て谷あいの宿へ。

九寨溝

3日目九寨溝エコバスと木道で五花海や諾日朗など各渓谷の碧い水景を歩く。

黄龍

4日目黄龍ロープウェイで上がり、棚状の水盤を木道沿いに最奥の五彩池まで辿る。

帰路

5日目成都 → 日本前夜のうちに鉄道で成都へ戻り、空路で帰国の途につく。

主要旅行会社の同方面ツアーに見られる標準的な組み立ての一例。日数・順序は商品により異なる。