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森に囲まれた九寨溝の池、底まで透き通る碧色の水面に岸辺の樹々が映り込み、左手の岸沿いに木製の桟道が伸びる眺め

Jiuzhaigou Valley 九寨溝

中国 / アバ・チベット族チャン族自治州 / アジア

David Tran·Pexels

更新:2026-07-04

岷山の南斜面、標高2000を超える谷に、青と碧の小さな池々が連なっている。
森の影と空の色を吸い込んだ水面が、石灰の段を越えて次の池へとこぼれてゆく。
秋には岸辺の楓が水に映り、神秘の谷と呼ばれてきた九寨溝の貌が立ち現れる。

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日本からの行き方

日本から九寨溝へは、四川省の省都・成都を玄関口とする。成田などからは成都への直行便が運航する日もあり、便によっては中国国内の都市で乗り継ぐ。成都では大熊猫の繁育基地を訪ねる行程も多く、奥地へ向かう前のひと息となる。

成都から九寨溝へは、近年は高速鉄道で黄龍九寨駅へ向かう経路が整い、空路を用いる商品もある。山あいの道のりは紅葉の十月に水景が冴え、新緑の初夏にも静けさが広がる。秋の連休は混み合うため、日程に余裕をもたせたい。

入場と予約

九寨溝は入場券と観光車券が必要で、入場日と時間枠を指定した事前予約が求められる。外国人はパスポート情報による実名登録で予約し、当日は本人確認を受ける。1日の入場枠に上限があり、紅葉の最盛期は早期に売り切れることが多い。窓口での当日購入は確実でない。

訪問時の留意点

  • 持ち込み個人によるドローンの持ち込み・飛行は禁止されている。空撮は管理者の許可制となる。

健康と安全

園内の湖沼は標高2300〜3100m級にあり、最奥部はさらに高い。高山病はまれだが息が上がりやすく、到着後は無理をせず身体を慣らしたい。水分を多めにとるとよい。酸素は入口の医務室で有料で用意され、黄龍を併せる行程ではいっそうの順応を要する。

現地の設備

園内の移動は環状の観光バスと木道が主体で、各景点の停留所で乗り降りする。中心の諾日朗には食事処と売店、休憩所が集まり、トイレも整う。園内の飲食は限られるため、軽食を携えておくと安心できる。入口には医務室が置かれている。

モデル日程

四川周遊6日の一例。成都を玄関口に、高速鉄道で黄龍を経て九寨溝の終日を核に据え、往復の移動に各2日をあてる。

  • 移動 2日
  • 黄龍 1日
  • 九寨溝 1日
  • 帰路 2日

内訳

往路

1日目日本 → 成都直行便または中国国内で乗り継ぎ、四川省の成都へ入る。
2日目成都大熊猫の繁育基地や市内を巡り、奥地へ向かう前のひと息とする。

黄龍

3日目成都 → 黄龍 → 九寨溝高速鉄道で黄龍九寨駅へ。棚田状の池を訪ね、夕刻に九寨溝へ入る。

九寨溝

4日目九寨溝観光バスと木道で諾日朗や五花海など各渓谷の水景を終日歩く。

帰路

5日目九寨溝 → 成都高速鉄道で成都へ戻り、夜は四川の食や演目にふれる。
6日目成都 → 日本空路で帰国の途につく。便により国内で乗り継ぐ。

主要旅行会社の同方面ツアーに見られる標準的な組み立ての一例。日数・順序は商品により異なる。