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入り江を埋め尽くす大小の氷山が、青みを帯びて水平線の奥まで連なる眺め

Ilulissat Icefjord イルリサット・アイスフィヨルド

グリーンランド / ディスコ湾 / 北アメリカ

Christian Pfeifer·Pexels

更新:2026-08-04

大陸を覆う氷床が、海へと崩れ落ちる西グリーンランドの入り江。
湾を埋めた氷山が軋みながら向きを変え、白夜の光にふちを染める。
数千年の人の営みも、氷が刻む時間の前では束の間にすぎない。

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日本からの行き方

日本からイルリサットへの直行便はない。まずデンマークのコペンハーゲンへ入り、そこからグリーンランド行きの空路に乗り換える。玄関口となるのはカンゲルルススアークやヌークで、さらに小型のプロペラ機に乗り継いでイルリサットへ向かう。片道はおよそ2日がかりの旅程となる。なお2026年10月末にイルリサットの新空港が開港し、コペンハーゲンからの直行便が週1便で就航する予定である。

グリーンランドの国内線は天候に左右されやすく、霧や強風で欠航することがある。乗り継ぎには日数の余裕を見ておきたい。旅の核となる氷山クルーズは、日の長い6月から8月が穏やかで見やすい。オーロラを重ねたいなら、夜の長い秋から早春を選ぶことになる。

健康と安全

北極圏の気候は夏でも冷え込み、冬は本格的な防寒装備がいる。氷山や氷河のそばでは、崩落が突然の高波を起こすため、岸辺では水際から距離を保ちたい。木道を外れると足場は岩がちで滑りやすい。医療は町の病院が担い、重症時はヌークやデンマークへの搬送となる。

現地の設備

イルリサットはグリーンランド有数の観光の町で、遠隔地ながら宿や食事の選択肢は整っている。氷山を望むホテルやレストラン、みやげ物店が中心部にまとまり、クルーズやハイキングの手配窓口も町なかにある。ホテルはシャワーのみでバスタブのない造りが一般的である。

モデル日程

氷山の町を巡る8日の一例。往復の空路に日を要し、滞在の中心をイルリサットに置く。

  • 移動 2日
  • イルリサット 4日
  • 移動 2日

内訳

往路

1〜2日目日本 → イルリサットコペンハーゲンで一泊し、翌日グリーンランドへ渡る

イルリサット

3日目イルリサット氷山クルーズで、湾を埋める氷山の間を船で巡る
4日目イルリサットセルメルミュートの木道を歩き、氷河の末端を望む
5日目ディスコ湾日帰りでエキ氷河や周辺の集落へ足を延ばす
6日目イルリサット白夜やオーロラの空のもと、夜の氷山を眺める

帰路

7〜8日目イルリサット → 日本空路を乗り継いで戻り、翌日に日本へ帰り着く

主要旅行会社の同方面ツアーに見られる標準的な組み立ての一例。日数・順序は商品により異なる。