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Travel Advisory

マチュピチュの玄関口、聖なる谷で山火事——ウルバンバ郡ヤナワラで1人死亡、周辺ホテルが避難、遺跡と列車の現況

10月9日時点の最新情報

10月9日 更新

変化なしヤナワラの火災の死者1人・負傷2人は変わらず、マチュピチュ遺跡の閉鎖や山火事を理由とする列車の運休は発表されておらず、避難したホテルのその後も伝えられていません。

  1. 10月6日〜7日 ウルバンバ郡のユカイとモライで別の山火事

    6日にはクスコ州内で少なくとも8件が同時に活動し、その中に聖なる谷の観光ルート上のユカイとモライが含まれていました。ユカイでは住民が7日未明から消火にあたりました。施設や道路への影響、負傷者は報じられていません。

    Diario Correo・10月6日/A Primera Hora Cusco・10月7日

  2. 10月6日〜8日 衛星はヤナワラの火災域で熱異常を検知せず

    6日午後にユカイの北側、7日午後にモライの西側で検知があり、8日は聖なる谷の一帯で検知がありませんでした。検知がないことがそのまま火がないことを意味するわけではありません。

    NASA FIRMS・10月6日〜8日

  3. 10月7日 PeruRailが一部の便の降車駅を変更(10月8日〜12月31日)

    マチュピチュ発の34便は、バイモーダル券ならポロイ駅でワンチャック行きのバスへ乗り換え、通常券はパチャル駅で降りられます。32便と304便も通常券は任意でパチャル駅で降りられます。告知に変更の理由は書かれていません。該当の便に乗る方は降車駅と迎えの手配を確認してください。

    PeruRail・10月7日

  4. 10月8日 ヤナワラは当局の集計で「活動中」のまま

    クスコ州の防災当局は州内で活動中の6件の山火事の一つにヤナワラを挙げており、鎮火の公式発表は確認できていません。州内の今年の山火事の死者は5人とされています。

    La República・10月8日

  5. — ここまでが10月9日時点 —
  6. 10月10日まで(注意報) 山火事が起きやすい気象条件

    ペルー国家気象水文庁が最上位の「赤」の注意報を10月10日15時59分まで出しています。州の防災当局は、火災の季節が近年は3〜11月へ広がっていると説明しています。

    SENAMHI 注意報第009号/La República・10月8日

10月6日時点の最新情報

10月6日 更新

変化なし死者1人・負傷2人のままで、マチュピチュ遺跡の閉鎖や山火事を理由とする列車の運休は発表されておらず、10月3日に避難したホテルのその後も伝えられていません。

  1. 10月4日 消防当局が火災の制圧を確認

    クスコの消防司令部が確認したと報じられました。専門部隊24人とほかの消防隊員13人が防火線の開設や直接消火にあたり、空軍もウルバンバを拠点にヘリコプターで川の水を投下しました。風による再燃を防ぐ作業が続いています。

    La República・10月4日/RPP・10月4日

  2. 10月5日 「きょうだい2人死亡」はポマカンチ区の別の火災

    同じ時期にクスコ州で報じられたきょうだい2人の死亡は、アコマヨ郡ポマカンチ区の火災によるもので、ヤナワラの火災の死者が増えたわけではありません。

    La Lupa・10月5日

  3. 10月5日午後 衛星が山の上手で熱異常を検知

    NASAの衛星が、ヤナワラの集落から見て山の上手の尾根筋で複数の熱異常を検知しました。同じ火災の残り火か別の火かを示す公的な発表はなく、鎮火(完全消火)の発表もまだありません。風の強い午後には煙が出ることがあります。

    NASA FIRMS・10月5日

ペルー南部、マチュピチュの玄関口にあたる聖なる谷(ウルバンバ渓谷)で、2026年10月2日(金)の朝から山火事が続いています。火元はクスコ州ウルバンバ郡ウルバンバ区のヤナワラ集落の背後にあたる山の斜面で、クスコ州の地域緊急オペレーションセンター(COER)によると、10月3日の時点で高齢の男性1人が亡くなり、2人が第2度のやけどを負ってクスコ地域病院に入院しています(容体は安定しているとされています)。煙は集落の家々にまで入り込み、火と煙が迫った聖なる谷の一部のホテルが避難しました。火は10月3日の時点でなお制圧されておらず、州当局はペルー空軍にヘリコプターと消火用航空機の派遣を要請しています。一方で、マチュピチュ遺跡そのものへの直接の被害は確認されておらず、遺跡の閉鎖やオリャンタイタンボ〜マチュピチュ間の列車の運休は、同日時点の報道では伝えられていません。この記事では、何が起きているか、影響が出ている範囲、滞在中・渡航予定の方の確認先を1本に整理します。一次情報はCOERクスコ、ペルー文化省、鉄道各社の公式発表が正となります。

何が起きたか

衛星から見た真色画像。褐色の乾いた山地に白い雲が点在し、画面右寄りに赤い小さな点の集まりと、そこから北へ流れる灰白色の煙の帯が写っている
10月2日、ウルバンバ郡ヤナワラ付近で検知された熱異常(赤い点)と、そこから流れる煙とみられる灰白色の帯。VIIRS(NOAA-20)真色画像に熱異常の検知点を重ねたもの·NASA Worldview·Public Domain

経過は次のとおりです(10月3日時点・現地報道がCOERクスコの説明として伝えた内容)。

影響が出ている地域・施設・交通

山の上から見下ろしたヤナワラの集落。緑のトウモロコシ畑の間に赤い瓦屋根の家々と石積みの塀、未舗装の道が通る
ウルバンバ郡ヤナワラの集落(平常時)。今回の火災は、この集落の背後にあたる山の斜面で起きている·GIAN CARLO / Wikimedia Commons·CC BY-SA 4.0

10月3日時点で伝えられている影響の範囲です。閉鎖や避難の範囲は火勢と当局の判断で短い予告のまま変わります。

現地に滞在中の方・ご家族が渡航中の方へ

これから渡航を予定している方へ

参考情報